強迫神経症患者の標準看護計画
強迫意識・強迫感情により強迫観念がある
♯現実・自然をあるがままに悟ることができる
O-1.一日の過ごし方
2.日常生活行動・言動
3.家族的背景
4.家族に対しての反応
5.生育歴
6.社会的背景
7.性格
8.恐怖症の有無
9.強迫観念の有無
10.強迫行為の有無
11.強迫観念・行為に伴う身体症状の有無
12.薬剤の副作用の有無
T-1.強迫観念を話題にしない
2.強迫症状を患者の一部分として接する
3.症状によっては他のことに興味をもたせ気分転換をはかる
4.医師の治療方針に基づいて、行動療法・自律訓練を援助する
E-1.治療方針に基づいて行動療法・自律訓練を指導する
強迫観念による内面的葛藤の苦痛があり訴えることが少ない
♯スタッフに症状の苦痛を訴えることができる
O-1.恐怖症・強迫観念・強迫行為の状態
a.対象
b.程度
c.身辺の状態
d.言動・行動・表情・会話
e.対人関係
f.一日の過ごし方
g.日常生活への影響
h.強迫行為に伴う身体症状
T-1.患者の自発性を尊重し不必要な介入を避ける
2.コミュニケーションの場をもち訴えやすい雰囲気をつくる
3.異常行動に対して,安に否定・中止するような働きかけをしない
4.患者が訴えてきたら、良く話を聞く
5.自己表現しやすい雰囲気をつくる
対象のない不安により他者に理解されない苛立ちがある
♯スタッフに症状の苦痛を訴えることができる
O-1.恐怖症・強迫観念・強迫行為の状態
a.対象
b.程度
c.身辺の状態
d.言動・行動・表情・会話
e.対人関係
f.一日の過ごし方
g.日常生活への影響
h.強迫行為に伴う身体症状
T-1.支持的な看護を行う
a.訴えを良く聞く
b.元気づけは慎重にさりげなくする
c.感情的になっている人には、受容的態度で接する
2.感情の表現を助ける
a.理解のある暖かい態度で聞く
b.患者の言葉を繰り返す等して患者に話をすすめさせる
c.自分で理解する方向に誘導する
3.患者自身の洞察を導かせる
a.性格的な自分の弱さを洞察させる
b.スタッフが患者の感情にまきこまれない態度をとる
c.積極的に話を聞く
4.患者に訓練をさせる
a.自分で自分のことを理解する方向に導く
人間関係が表面的・儀礼的なことより接近が難しい
♯人間関係を形成し周囲の人と協調した生活ができる
O-1.適度に距離をおいて観察する
a.対人関係
b.協調性
c.他人の立場を理解できるか
d.対象により異なった関係
e.対象に対しての感情
2.日常生活状態
a.態度
b.自発性
c.持続性
T-1.状態に応じてレクリェーション参加を促し他患者と強調できるように働きかける
強迫観念にとらわれ身の回りのことができない
♯強迫観念がありながらも身の回りのことができる
O-1.身辺の状態
2.身辺の整理・整頓
3.強迫行為の回数・時間帯・所要時間
T-1.医師の治療方針に基づいて身の回りのことを患者と相談し行う決して無理強いはしない
重症強迫症では頑固な睡眠障害がある
♯充分な睡眠がとれる
O-1.日中の状態
2.夜間の睡眠状態
a.寝つき
b.途中覚醒の有無
c.睡眠時間
d.覚醒状態
T-1.医師の治療方針に基づいて眠剤を使用する。昼夜逆転しないように日中覚醒を促す
E-1.消灯後は臥床を促し眠剤の効果で入眠できることを説明する